嫉妬や片思いなど恋で心が揺れているあなたへ

「出逢いと別れの季節」とも言われる春。

環境が変化し、好きなお相手と離ればなれになったり、お相手と結ばれるのか不安になったりする方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方に向けて、以前ヒーリングを受けてくださったCさんのタントリックヒーリング体験をご紹介します。

ヒーリング中に浮かんだ私のヴィジョンを追体験していただくことで、何かのきっかけになれれば幸いです。

Cさんはパートナーシップの悩みを抱えておられました。

彼氏さんがとてもモテる方なので、他の女性に取られてしまうのではないかと心配されていたのです。

その不安な気持ちを彼に伝えても、安心させてくれるような言葉をかけてくれず、むしろ、「それはCさんの問題だ」と一線を引かれたそうです。

Cさんは、「もっと私を大切にしてほしい、私の求めるやり方で」とおっしゃいました。

お話を聴いていて、彼は彼なりにCさんを大切に思っているようにも感じられました。

何よりCさんが自分自身を思いっきり楽しめば、彼に執着がなくなって楽になるし、彼の方ももっと気持ちよくCさんと一緒にいられるかもしれないと思いました。

でも、そういったことを言葉でお伝えしても、頭では理解できても心で受け入れにくいこともありますよね。

そこで、ヒーリングに移ることにしました。

しばらく呼吸をあわせていると、Cさんの目から涙がこぼれはじめました。

私もあんまりエクスタシーの波が来なくて、それでも身体の感覚に集中を続けていたら、ふと、大輪の花のイメージが浮かびました。

しばらくその美しさにうっとりしていると、その花びらが、息を吸うときにふわぁっとほころびました。

美しい…。

なんとなく、これはCさんの花なんだなと思いました。
Cさんが満たされて花開いている感じ。
とても素敵なイメージでした。

それを続けていくうちに、今度はふと、壁に飾ってある龍の絵が目に留まりました。

その絵は、龍が上へ向かって昇ろうとしている瞬間の絵だとずっと思っていたのですが、その時はなぜか、上から下に落ちていく瞬間の絵に見えたのです。

ふうっと力を抜いて、重力に身を委ねている感じ。

落ちることはマイナスではなく、よけいなものを手放して、肩の力が抜けて、むしろ心地よいことなのだという感覚。

頑張らなくていいんだ。

そこからは、吐く息と一緒に龍が落ちていくイメージが浮かびました。

自分を縛ってたものから解放されたようでほっとする。けど、どこに落ちていくんだろう、と思っていたら、

「ああ、さっき咲き誇ってた花の中だ!」とピンと来ました。

美しい満開の花びらの中に、ふんわりと抱き止められる安心感。

そこから、息を吸っては花開き、龍も上昇し、息を吐いて落ちていくイメージに入っていきました。

すごく幸せで、美しくて、心地いい。

その時ちょうど、Cさんの声がだんだん聞こえなくなって、ゆっくりと眠っていきました。

ここはあえて寝てもらって、顕在意識が静かなあいだに、花と龍のイメージを深く感じてもらえたらと、ヒーリングを続けました。

そしたら今度は、その花が、Cさんの子宮にあるのをイメージしてみようという気がしました。

そのイメージのまましばらく経つと、もう龍が上昇しなくなりました。
花の中でとぐろを巻いて、穏やかに幸せそうにうっとりしています。

私も、横になってしまいたいくらい、とろんと心地よいけだるさに身体が包まれました。

通常なら、ここから早い呼吸でエクスタシーにもっていくのですが、どうしよう、とちょっと困りました。

でも、「そうだ、私が考えるんじゃなくて、花の中の龍の様子をみてみよう」と思いました。

確認したところ、とても気持ちよさそうに横たわっていたので、ああ、このままそっとしておいてあげたい、と思いました。

こうやって相手を感じて寄り添っていけば、どう動いたらいいか自然と分かるんですね。

しばらくしてCさんが目覚め、穏やかに終了。

Cさんいわく、

「最初は悲しくて泣いてたけど、途中から意識が遠ざかって、目覚めたら悲しくなくなってて、なんだか穏やかな気持ちになっていた」とのことです。

さっき感じたイメージの話をすると、なんとCさんはここ最近、花をイメージする瞑想をしていたうえに、今朝ちょうどピンときて、龍に縁のある神社に行ってきたところだったと。

深い部分でCさんと繋がっていたと分かってびっくりしました。

しかもCさんも、ヒーリング中に子宮に龍を感じていて、でもそれがぐわぁーっと突き抜けることなく、子宮のなかでまったりしてるなぁと感じていたとのこと。

言葉では届かない、深い部分で繋がれるんだと、改めてタントリックヒーリングの深淵さを感じました。

悲しみが癒され、晴れやかな表情で帰っていかれたCさんが、これから花のように咲き誇っていかれることをお祈りしています。

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